役員等の報告義務

• 取締役は株式会社に著しい損害を及ぼすおそれのある事実があることを発見したときは、直ちに、当該事実を株主（監査役設置会社にあっては監査役（監査役会））に報告しなければならない。

• 会計参与は、その職務を行うに際して取締役の職務の執行に関し不正の行為又は法令若しくは定款に違反する重大な事実があることを発見したときは、遅滞なく、これを株主（監査役設置会社にあっては、監査役(監査役会、監査委員会））に報告しなければならない。

• 監査役は、取締役が不正の行為をし、若しくは当該行為をするおそれがあると認めるとき、又は法令若しくは定款に違反する事実若しくは著しく不当な事実があると認めるときは、遅滞なくその旨を取締役（取締役会設置会社にあっては取締役会）に報告しなければならない。

• 会計監査人は、その職務を行うに際して取締役の職務の執行に関し不正の行為又は法令若しくは定款に違反する重大な事実があることを発見したときは、遅滞なく、これを監査役に報告しなければならない

• 取締役、会計参与、会計監査人は、監査役に報告、監査役は取締役に報告する。監査役設置会社でない場合は、取締役及び会計参与は株主に報告する。会計監査人設置会社は、監査役設置会社ではなくてはならないから、監査役に報告する。監査役会設置会社の場合は、監査役会。委員会設置会社の場合は、監査委員。