事務管理とか
●成立要件
- ある者(管理者)が他人の事務の管理をすること
- 事務の管理について管理者に契約上・法律上の義務が存在しないこと
- 管理者が本人のためにする意思をもっていること
- 管理者による管理が本人の利益に適合したものであること
- 原則無償
- 一度管理を始めたら、原則、本人又はその相続人若しくは法定代理人が管理をすることができるに至るまで事務管理を継続しなければならない。ただし、継続が本人の意思に反するか、本人が明らかに不利な場合はこの限りではない。
- 事務に要する経費は前払いで請求できない。
- 管理人が、その事務に関して、本人の過失なく、損害を被った時は、本人に対して請求できない。
- 本人のために有益な費用を支出したときは、本人に対し、その償還を請求することができる。また、本人のために有益な債務を負担したときは、本人に対し、自己に代わってその弁済をすることを請求することができる。ただし管理者の管理が本人の意思に反するものであったときは、本人は現存利益の限度でこれらに応じればよい。
●委任の規定からの準用
- 報告義務
- 受取物の引渡し
- 金銭の消費についての責任